介護という現実が入ってきたとき。
良くも悪くも
関係が濃密になっていきます
身体的にも、
精神的にも。

そして、
誤解を恐れずにいうと
こんなに面白く、かつやりがいのあることもなく
(日々の変化にスムーズに対応するには
総合的なマネジメント能力が欠かせません)
人一人の生活全てを仕切る立場になるゆえの
危険性もあり(その人の為というより、自分がその
人に対する影響力を及ぼすことへの快感を覚えてしまうこともありうる)
そしてこんなに重く、
喜びと悲しみと怒りと憎しみと
懺悔の気持ちと愛情が同時に交錯する世界だったとは。。

最初は現実のスピードについていけず、
信じられず、
いやいやながらもやらざるをえない、
そういう気持ちではじまったことが・・・
いつの間にか、生活の中心になっていました。

そして今、
母の入院からしばらくたち
母がいない生活が何かしら不思議で
介護を何もせずに、自由時間があることに対し
ふと罪悪感を感じてしまう

そんな日々の中・・

***************************

前回、説得、という言葉を使いましたが
それはちょっとちがうのかもしれません。。

いくら言葉を尽くしても
私の気持ちを伝えても
おそらく母は
頭ではわかっても
納得することはないのだろうと思います

今までも同じ話は繰り返ししてきたのですし
今回の母の拒食も
彼の事を伝えた私に対し

「私を見捨てないで」

というメッセージだったのだから。。

私も最初は無意識のうちにも
それに応えようとし、
どちらの方向に行くべきか
正直、迷いました。
でも。。

やはり、
私には私の人生があり
親孝行をしたいという気持ちがあっても
自分としての限界を超えた自己犠牲をすることは
双方にとっての悲劇につながると
思うに至りました
いや、思い切ることにしました

無力感と
悔恨の情と。

すんなりいくとは思えませんし
これからも紆余曲折が予測されますが
腹を据えて
やっていくつもりです。

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