女系家族

2005年9月28日 読書
とにかく読んでてへばりました。
面白いんだけれど、疲れる。
人間の欲の深さに・・
業に。

三姉妹が父の愛人宅に乗り込んでいったときのようすなんぞは、
横溝正史の世界にいつでもいけそうな・・
ある意味、”殺人事件”にならずに、
ただ(?)、欲の皮がつっぱった人たちがある意味自分に正直に動いている、と思えばかわいいものなのかも・・?

そういえば
父の相続の時の税理士さんも、
相続でもめなかったのはあなたのところだけ、といっていました
(なんせうちはマイナスがたんとあるもので)

税理士さんの目の前で、
50,60の大人たちが、
そしてお互いに兄弟でもある人たちが、
金額の多寡に関わらず、ひどい時には殴りあいになりかけたことも
あるそうで・・

本人たちは、そんな状況を
客観的に見る事もできない状態におちいっているんでしょうね。
親がそこにいたら、子供たちが争うことほど悲しい事はないと思うのですが。。

お金は魔物。・・とはいえ、
お金はもとは概念というか、約束事のようなもの。
問題はそれを扱う人間の心のありよう。。
欲で目が見えなくなってしまうか否か。

今まで、どんな人生をおくってきたのかが、
残酷なまでにあらわれてしまう、のかもしれません。

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